山野小学校避難所運営本部主催「避難所開設・地域防災訓練」を実施しました🧯
11月23日(日・祝)の午前10時より、山野小学校にて「避難所開設・地域防災訓練」を実施いたしました。
今回で16回目となります。

山野小学校の避難所運営本部は、山野小学校の会議体である「学校協議会」の中にあります。

平成8年度に世田谷区立小・中学校96校すべてに「学校協議会」が誕生しました。

山野小学校ではいち早く、学校が大震災時の「避難所」になることを想定した行事(「サバイバルキャンプ」など)を実施、そして、行政の力を借りないで、地域と保護者の手で避難所を運営できるように訓練を重ねてきました。


町会・自治会を中心とした避難所運営が多い中、山野小学校では、当時の「山野おやじネット」(現「やまのわ」)が運営の中心となっています。


でも、大震災時には、もしかしたらおやじたちは会社にいて、砧にはそんなに早く帰ってこられないかもしれない、だから、町会・自治会の高齢の方でも女性でも、何でもできるようにしておいてね!と言われてわたくしは育ちました(笑)


だから、今回は担当部署に男性がいなかったので、女性2人で簡易トイレを組み立てました。(実際は世田谷区の防災を請け負っている「シンテイ警備」さんが手伝ってくれたんですけどね😅)


また、うちの避難所は「ペットの同行避難」にも早くから目を向けて取り組んできました。


この日も、獣医さんが来てくださり、避難所にペットを連れてくるときに気を付けなければならないことなどを教えてくれました。


最近では「災害関連死」を無くすため、少しでも避難所の生活が快適になるように「ひなんルーム」を組み立てたりエアーマットのデモンストレーションを行っています。


うちは、区内でもかなりアクティブな活動をしている避難所なのだそうです。
でも、その割に、いつも参加者が少ないのが残念なんです。
だいたい100名を少しこえるくらいです。

そのことを他の避難所(学校)の人に話すと「100名以上来るなんて、すごいじゃない!!」と言われるのですが😅
わたくしのプチ自慢なのですが、まだ現役のPTA本部役員のときに、PTA主催で「防災訓練」を行って400名が参加したことがあるんです。


その時の山野小学校の児童数は、まだ700名に満たないくらいでしたので、いかに400名が多いかと…あんまり自慢は良くないですね、やめます(笑)


それでも、今回は、砧在住の気象予報士である斎田さんの講演もあり、そして「せたPayポイント」がひとり500円分付与されることもあり、150名を超える方々が参加してくれました。

世田谷区に1台しかない「なまず号」も来てくれて、震度7体験は大いに盛り上がっていました。
わたくしの担当した「簡易トイレ」のコーナーでも、若いパパやママが熱心に説明を聞いてくれました。

避難所での生活を想像すればするほど、もし「自宅が無事」なら、避難所ではなく自宅にいた方がいいよなぁ、となるんですよね。
とにかく、防災訓練にいらっしゃれば、いろいろなことが分かります。

実際、小学校には、そんなにたくさんの人を受け入れるスペースなんてないのです。
そうすると、いかに「おうちでの備え」を充実させるか、という方向に舵を切ることができます。

そうすれば、たとえ家が危険な状態でやむなく避難所に来ることになっても、「おうちでの備え」は決して無駄にはならない、ということだと思います。

私たちの避難所運営の元になっている「学校協議会」は、来年度に無くなります。
そのように現在の教育委員会事務局の人たちが考えたからです。

でも、それとは関係なく、「学校協議会」が無くなっても、山野小学校の避難所運営本部は、変わらず運営されていくと思います。
世田谷区でも評判の私たちの避難所運営を、どうぞ一度見にいらしてください。


