砧町町会「納涼夏祭り大会」と「河内おとこ節」♪
「ねえ、なんか新しい曲とかやらないの?『河内おとこ節』とかさ」
2年半くらい前だったか、木村のお父さんが私に言いました。
「う~ん、演歌に盆踊りの振りをつけたみたいなの、あんまり好きじゃないんだよね。私、ずっと昔から踊られている『古典』みたいな踊りの方が好きなんだ」
それは事実。古くから伝承されているものとか、すごく好きです。
「ふ~ん。そうか」
と、その時の会話は、私のせいで、これで終わってしまったのだけれど、私の中にはずっと「河内おとこ節」という曲名が残っていました。
木村さんがおすすめする「河内おとこ節」って、どんな曲だっけ?どんな踊りだっけ??
そうこうしているうちに、2年前も盆踊りシーズンに突入し、私がその「河内おとこ節」に出会ったのは去年の夏の岡本長圓寺でした。
岡本自治会主催の「盆踊り大会」では、この「河内おとこ節」が、途中に2回、エンディングでは、何と3回も続けてかかったのです😲
「河内おとこ節」で、ものすごい盛り上がりをみせて、盆踊り大会は終了しました⤴
それからYouTubeなどを見て踊り方を調べたら、何通りかあることが分かりました。
そのうちのひとつ、岡本自治会のものとは別の踊り方ですが、それを見たときに「あっ!これ、うちのおじさんたちに踊らせたい!!」とひらめきました💡
働き者の砧町町会の男衆が、この踊りを、元気よくやぐらの上で踊ったら、きっとかっこいいよね✨
すぐに長島会長に動画を見せて、男性陣が(全員じゃなくてもいいので)この踊りを踊ってほしい、それも第1部のエンディングで!と提案しました。
長島会長は「うん。すごくいいんじゃない?」と言ってくれました。
「向日葵(ひまわり)の会」のメンバーにも相談したところ、みんな口々に「いいと思う!」「男の人が踊るのっていいね!」と賛成してくれました。
そして、初踊りの披露は、2025年の「納涼夏祭り大会」と決めました。
まずは女性たちが踊りを覚えて、令和7年度が始まってからは、「練習会」を設けて少しずつ男性にも覚えてもらいました。
全員に「動画」は送っていたのですが、「踊り」って動画で習うのではなく、一度でいいから目の前で踊っている人を見て覚えてほしいのです。
そのあたりを訴えたら、最後の「練習会」には男性役員が8名も参加してくれました✌
決してむずかしい振りではなのですが、普段から踊り慣れていない人は、そう簡単に踊れるようにはなりません。
家に帰ってからひとりで猛練習をした理事もいたようで、そのひたむきさ、真面目さに、頭が下がります。
「向日葵の会」の練習に来てくれた友愛十字会の男性職員さんもあわせると、やぐらの上にあがれそうなのは10名となり、「これはいけるっ!!」と確信しました(笑)
下手でもいんです。楽しく元気に踊ってくだされば。
砧町町会の最大のイベント「納涼夏祭り大会」では、町会の男性役員は、それぞれに模擬店、警備、受付、花掛けなど、多くの役割を担っています。
さらに、うちの男衆は、やぐらの組み立てや資材の搬入、搬出、会場設営も自分たちの手でやっています。
盆踊り大会なのに、踊る時間などは全くありません。
でも、1曲だけでいいから、男性役員がメインの曲を作りたかったのです。
そこで、今回の「河内おとこ節」の初披露となったのでした。
木村のお父さんの「『河内おとこ節』とか、やらないの?」のひと言から2年と少しで実現しました。
おじさんたち(40代から70代なので、「おじさん」でいいですよね?)ものすご~く頑張りました✌
今後は「みんなで踊れる『河内おとこ節』」を目指して、「砧町町会といえば『河内おとこ節』だよねっ!」となるように大切に育てていきたいと思います。
これからは「古典」だけではなく、皆に愛されるさまざまな曲、踊りを探していきたいと思います。
この夏の砧町町会「納涼夏祭り大会」では、「河内おとこ節」以外にもたくさんの曲がかかりました。
やぐらの上で踊りのお手本を披露してくださった皆様、やぐらの周りで踊りの輪を作ってくださった皆様、本当にありがとうございました。