TNR活動の実践~飼い主のいない猫たちのために🐈
「以前は特に猫が好きというわけではなかったんですよ」
Aさんは穏やかな笑顔でそうおっしゃいました。
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先日、砧にお住いのAさんのお宅に、長島会長と訪問をさせていただきました。
Aさんのお話を聞かせてもらっている私たちを警戒して、お庭からこっそり家の中をのぞく子猫さんの姿。
もう、そのかわいらしさに秒殺されてしまいました(笑)
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「去年の8月のことですが、いつも庭に来ていた猫が『親子で』現れたんです」
母猫と子猫が2匹。
さて、どうしよう?野良猫のようだが餌を与えた方がいいのか?猫は飼ったことがないので、どうしていいのか分からない…。
Aさんは「保健所」に相談したところ、「地域ねこ活動」をしている団体と砧町町会を紹介されたそうです。
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この地域で「地域ねこ活動」を積極的に行っていて、私たちともおなじみのEさんは、Aさんに「TNR活動」のことを説明しました。
「TNR活動」とは、英語の「Trap(捕獲)」「Neuter(不妊・去勢手術をする)」「Return(元の場所に戻す)」の頭文字で、野良猫に手術を施して、自然に数を減らすことを目的にしています。
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「地域ねこ活動」は、TNRに加えて、地域住民が主体となって餌やりや清掃などのルールを決めて、「一代限りの命」を生きる猫たちを見守っていく活動なのです。
Aさんは、ボランティアのEさんの助言により、親猫2匹と子猫2匹、合計4匹の去勢・不妊手術を無事に済ますことができました。
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Aさんは、猫さんたちを安全に捕獲すること、病院へ連れていって手術を受けさせること、手術をした猫さんたちを元の場所に戻すことを、すべてご自身で行い、それにかかる費用も負担してくださいました。
「猫を捕獲するときは、Eさんに教えてもらったように、家の中に捕獲器を置いて、その中に餌を置いて食べさせる、ということをかなり長い期間行って、だんだんと慣らしていきました」
本当に、頭がさがるお話です。
最初はなかなか捕獲器の中には入らなかった猫さんたちですが、まずは子猫たちが入るようになったそうです。
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Aさんは餌をあげるだけではなく、おうちの中とお庭に「猫のトイレ」も作って設置してあるのです。
Aさんに見守られて、安心してお庭で遊んだりおうちでくつろぐ猫さんたち。
ただ、猫さんたちは、Aさんの「飼い猫」というわけではありません。
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これからは、Aさんのおうちを中心に「一代限りの命」を生きる猫さんたちを、「地域ねこ」として、地域の皆さんで見守っていくようになればいいですね。
砧町町会では、ボランティアさんとご一緒に、このような「TNR活動」や「地域ねこ活動」を支援していきたいと思います。
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